投資の視野を広げよう

投資をしている人の多くは自分の専門分野を持っていることが多く、他の分野の分野に興味を持つことは少ないです。株式投資をしている人は債券投資をすることはあまりありませんし、外国債券に主に投資をしている人は、株は危ないからと手を出さないでしょう。しかし、両方ともに投資をすることで相反する性格を生かした資産運用ができます。一般論ですが、株式と債券の値動きは正反対だと言われます。景気のいい時期は株式の価格が上がりますが、金利も上がり気味になるため債券の価格は下がります。この時期に株式を売って債券を買えば安く債券を買うことができます。景気の情勢が逆になり、景気が冷え込むと逆のことが起きます。債券を売って株式を買えばいいのです。景気循環のたびに資産が増え続けるという好循環です。

個人投資家の強みは長期投資です。非常に気の長い話ですが、このような感じで投資を続けていくことでちょっとした資産形成ができます。投資対象を絞り過ぎてしまうことは自分の投資可能性を狭めてしまい、あまり有利な話ではありません。せっかくなので投資の視野を広げてみることも悪くはありません。広げる投資の範囲をどこにするかは経済新聞を読んでいればネタはいくらでも転がっています。

こうして、自分の投資分野を広げていくことで自分のポートフォリオが広がり、経済や政治情勢による価格変動リスクを分散することが可能です。ある投資対象が安くなったら、含み益のある投資対象を売却して、安い分野に再投資すればいいのです。投資対象を広げることは自分のアンテナを幅広くすることも意味しますから、このようなことが可能になるのです。投資対象を広くすると、経済新聞の読み方も変わります。今まで自分には関係ないと思っていた部分は読み飛ばしていたことも多かったでしょうが、自然としっかり読むようになります。そうすることで、自分が今まで考え付かなかったような新しいことがわかってくることも多いのです。

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